

見て、歩いて、触って、食べて。アウトドアとの繋がり、楽しむ二日間
富士の麓で体験する、外遊び

「JOYNT CAMP」の会場は前回の「JOYNT MARKET」と同じく、富士すばるランドに隣接する「FUN OUT! PARK FUJI」。キャンプを楽しみながらさまざまなワークショップを体験したり、富士すばるランドで思いっきり体を動かして遊べたりと、雄大な富士山の麓で自然と一体になれる、そんな場所です。
場内では多彩なワークショップを体験

「JOYNT CAMP」は体験型のキャンプイベント。場内では多彩なワークショップが開催されていました! いずれもキャンプ時に役立つスキルや知識を得られるものが揃っており、子どもも大人も自分の手で作ったものを持ち帰ることができるので、思い出とともに最高のお土産となるはずです!

一心不乱にヤスリがけ! キャンプとの相性が抜群なウッドスプーン作りでは、みんな真剣そのもの。自分だけのマイスプーンを作るべく、番手の異なる紙やすりを駆使して作り込んでいました!


没頭するパパママを尻目に、ちょっと飽きちゃった子どもたちは次なる遊びを発見! ウッドのどんぐりプールで木の温もりを感じながら楽しそうに戯れあっています。


くるみ割りも体験できました。普段特に意識しないことですが、思い返してみると実はあまり経験したことないですよね。そこは子どもも大人も同じみたいで、力を合わせて割っている姿が印象的でした! 割ったくるみはその場で美味しくポリポリ。


こちらでは、なにやらカラフルな液体を使ったワークショップが開催中。そう、キャンドル作り体験です。思い思いの色味を重ねたオンリーワンのキャンドルが出来上がった時は「使うのがもったいない!」なんて歓声も聞こえてきましたよ!

そのほかにも普段なかなか触れることのない道具、鉋(かんな)を使った鉋削り体験なんかもあり、削りかすを袋に詰めプレゼント。消臭効果があるそうです。
一方で大人グループや若者たちに人気だったのがテントサウナ!

テント内ではセルフロウリュが可能となっており、サウナ→水浴び→外気浴を3セット。多い人では5セット繰り返す強者もいたとか!


ととのったかどうかはこの表情を見れば一目瞭然! 普段なかなか体験できないテントサウナを試してみたかったなんて人もいたり、購入しようか迷ってたけど最高だったので買います!なんて人もいたり。サウナを楽しみながらしっかりテントサウナを品定め。この体験を通してアウトドアアクティビティとしてサウナが広まるのであれば、この上なく嬉しいことです!


でもって入浴後はやっぱりこれこれ! 地元のクラフトビールをなんとワンコインで飲めるとあって、サウナ後の一杯を求める大人の姿が。

飲めば必ずこの表情! だけど、こちらは明らかにちょっと演技入っていますね。。。ビームススタッフゆえに、ご容赦ください〜!
場外に飛び出して、ワクワク体験!

さて、すでに内容モリモリですが、まだまだ道半ば!
続いては屋外に飛び出しての体験型ワークショップです。
まずは午前中最初の屋外体験。みなさん、こんなに明るいのにヘッドライトを装着したヘルメット被って準備中です。一体どこへいくのでしょうか。


答えは「樹海ツアー」。クルマで3分ほど移動したところから樹海の中へと入っていきます。延々と木が生い茂る富士の樹海。昼間でも少し暗く鬱蒼とした獣道を、なんとも勇敢な冒険心を抱いた子どもたちが我先へと進んでいきます。

今回の案内人はEdventure Club(エデュベンチャー・クラブ)の佐藤厚明さんこと“こーみー”です。参加者はこーみーのユルくも頼もしい引率のもと、楽しみながら樹海を散策。

20分ほど歩いて目的地の洞窟に到着しました。


勇敢なちびっ子探検隊はこーみーが先導する中、どんどん穴の中へ。大人ひとりがなんとか通れる狭い洞窟内もスルスルと進んでいきます。

しんがりのお父さん、最後はヒィヒィいいながらも、出口の横穴へ無事到着。ご苦労様でした〜! 全行程1時間ちょっととは思えない内容の濃さに、参加した大人も子どもも大満足の様子。最後にみんなで記念写真を撮って、樹海ツアーは終了です!

そして次は午後の部。「芋掘り、火おこし、焼き芋」がワンセットになった体験型ワークショップです!

まずはすでに子どもたちの心を掴んでやまないこーみーが芋掘りとサバイバル術に関するレクチャー。のほほんとしたイメージのお芋掘りを、アウトドアにリンクさせることで新たな発見が生まれます。

一路、アミューズが管理運営する畑までバスで5分ほど移動。

位置に着いたら芋掘りスタートです。12月も初旬とあって、すでに葉は枯れ落ち一見するとただの休耕地。その中からツルを見つけ、芋を引っこ抜きます。手袋など付けずに、子どもも大人も目一杯土の感触を確かめながら一生懸命芋掘りをする姿が印象的でした。



この畑で取れるサツマイモの品種は「紅あずま」という品種になります。日本のサツマイモの主流はこの紅あずまと紅はるかの2種類で、ねっとりとした食感と控えめで上品な甘さが特徴となります。



掘り起こした大小様々なサツマイモを手に持ち満足げな様子の子どもたち。


小学生以来の芋掘りと口を揃えるパパたちは、子どもたち以上に楽しんでいる様子でした。

一通り掘り終えたら、会場に戻って今度は焼き芋のための火をおこし、まずはこーみーの指導のもと着火剤となる素材と焚き付け用の小枝などを広い集めます。ちなみに着火に使える天然素材が何か、みなさんは分かりますか?




答えは「ススキ」でした。枯れた杉の葉なんかも着火に使えるそうなので覚えておくといざという時に役立ちますね。さて、拾い集めてきた素材と準備してある薪を火が着きやすいように組んだらメタルマッチにて着火します。こちらはこーみー作となる組み方のお手本。


子どもたちは初めて手にするメタルマッチに興味津々だけど、思いのほか飛び散る火花にちょっとへっぴり腰。それでも勇敢に何度も何度も擦り続け……


見事、着火! 諦めずにトライした子どもたちからは嬉しそうな歓声が上がっていました。

火が落ち着いてきたら新聞紙とアルミホイルにくるんだ採れたてのサツマイモを投入。じっくり焼けるのを待ちます。


焼き上がる間もポップコーンを作ったり、マシュマロを焼いたりと焚き火を使った美味しいおやつを堪能!


そして焼き上がったホクホクの焼き芋にはみんなこの笑顔。食材から焚き火の素材まで、すべて自分たちの手で集め、そして完結させました。掘って終わりじゃない、忘れられない芋掘り体験となったことでしょう。

最後のワークショップは夜の富士すばるランド散策で行う「ムササビ観察」。赤いライトは動物たちが認識しにくい色だそうで、これなら照らしてもびっくりして逃げ出しません。


結果からいうと、1時間以上の散策も実らず、この日はムササビと出会うことができませんでした。しかしそれも含めて自然の一部。決して自分たちの思う通りにいかない自然の厳しさを改めて感じ、ひとつの学びとなりました。
以上、盛りだくさんの体験型ワークショップ。いずれも「JOYINT CAMP」の入場者であれば参加可能。次回以降のコンテンツにも期待が高まります!
夜は“kokabi”のコース料理に舌鼓

「JOYINT CAMP」の盛りだくさんのコンテンツ。そのトリを飾るのが、事前予約制だったコース料理です。

目黒で予約困難な創作料理店として知られる「kabi(カビ)」。その若手スタッフたちで構成される「kokabi(コカビ)」によるサーブを、なんとキャンプしながら堪能できちゃうという。「JOYINT CAMP」の多彩なコンテンツの極みがここにありました。


夕方にはテーブルも整い、いよいよ1日限定のスペシャルレストランはオープンを待つだけ。ディナータイムに思いを馳せるだけでもう心が躍ります。

17時の日暮と共に料理が運ばれ、会食がスタートしました。内容は、山梨で採れた食材をメインとした創作料理に、アルコールまたはノンアルコールのペアリングを楽しめるといったもので、参加者は皆一様に、本格的なコース料理を思う存分楽しんでいました。



アウトドアと繋がり、楽しんだJOYINT CAMP

キリッと冷たい空気をまとった夜のキャンプ場。さまざまなワークショップで1日目一杯遊んだ参加者のテントには穏やかな時間が流れていました。ということで第一回目のジョイントキャンプはここまで。
最後はご参加いただいた一部の方のスナップで締めたいと思います。次回の開催もお楽しみに!




