頂 -ITADAKI- THE FINAL

有終の美を飾った 『頂 -ITADAKI-』。17年間の集大成がここに。

頂 -ITADAKI- THE FINAL
at 吉田公園
2024.06.13
野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』が、6月1日(土)・2日(日)に開催されました。静岡県で2008年にスタートし、今年で17年目。“最高の音楽を、最高のシチュエーションで”をコンセプトに掲げ、ほかのフェスにはない独自の取り組みを実践している、かけがえのない存在です。そんな『頂 -ITADAKI-』が今回でピリオドを打つことに。アーティストや来場者、そして運営スタッフは、最後の『頂 -ITADAKI-』の光景を心に刻むほど笑顔がこぼれ落ちていました。会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

魅力に満ちた唯一無二の『頂 -ITADAKI-』

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

『頂 -ITADAKI-』の会場は、豊かな漁場を育む駿河湾と、静岡の中央を流れる大井川に面した吉田公園。広大な芝生の広場や多様な生き物が棲む池を有し、季節の花が咲き誇る憩いの場です。『頂 -ITADAKI-』は第4回目となる2011年から、ここで開催されています。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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今年2月に発表された『頂 -ITADAKI-』の終幕。衝撃の告知に惜しむ声が集まり、誰もが最後の『頂 -ITADAKI-』を存分に楽しもうと準備してきました。しかし、開催日の1週間前に台風1号が発生。思い返せば昨年の『頂 -ITADAKI-』は、台風の影響で無念の中止となったことがフラッシュバックしてしまいます……。不安に駆られましたが台風は過ぎ去り、無事に開催となりました! 

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

今か今かと開場を待ちわびる来場者。『頂 -ITADAKI-』の開催期間だけ特別にキャンプエリアが設けられ、スタート前にテントを張りながら、ゆったりとした時間を過ごしていました。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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インディーズからメジャーまで、さまざまなジャンルのアーティストが出演する『頂 -ITADAKI-』のラインナップ。それに呼応するように、子どもから大人、そしてペットまで多彩なオーディエンスが集いました。そのなかでも目に付くのは、子どもの多さ。なんと『頂 -ITADAKI-』は、中学生以下は入場無料なんです。親子で訪れる来場者が多く、遊具を設けたキッズエリアやワークショップなど、子どもたちも楽しめるようになっています。『頂 -ITADAKI-』で遊んだ記憶が色濃く残り、音楽を愛する大人になってくれるといいですね。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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『頂 -ITADAKI-』の特徴のひとつに、バイオディーゼル発電があります。第1回目の開催から、ステージの音響や照明など会場で使用する電気はすべて、使用済み天ぷら油などの廃油を燃料に発電されているんです。そして、来場者に持ち寄ってもらった廃油は1Lにつき10円の計算で、被災地などに寄付されています。今年もエントランスの廃油回収所には行列ができ、たくさんの廃油が集まりました。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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中学生以下の入場無料や地球に優しいバイオディーゼル発電に取り組んでいるのは、「頂 -ITADAKI-」が掲げる“LOVE FOR THE FUTURE”の精神に基づいています。子どもたちの未来のために、地球の未来のために、音楽を愛する大人が行動する。『頂 -ITADAKI-』に参加すると、音楽をきっかけにした限りない可能性を改めて実感します。「頂 -ITADAKI-」から学んだ“LOVE FOR THE FUTURE”は、『頂 -ITADAKI-』が終わっても胸に刻み続けたい合言葉です。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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日が暮れると、お待ちかねの「キャンドルタイム」。これも『頂 -ITADAKI-』の名物です。会場内の電気をすべて消灯し、ステージをキャンドルで照らします。オーディエンスも持参したキャンドルに火を灯し、温かくゆらめく炎と美しい音色にうっとりしながら過ごす時間はロマンチックそのもの。みんな、ほかのフェスではなかなか味わえない特別な空間を楽しみにしていました。この情景も見納め。寂しさが募りますが、同時に優しい気持ちが湧いてきます。

笑顔が弾ける『頂 -ITADAKI-』の仲間たち

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

地元をはじめ、全国からやってきた音楽好きをスナップ。ここに集った全員が最後の『頂 -ITADAKI-』を惜しみながら、大空の下で音楽を存分に楽しんでいました。2日目はあいにくの雨でしたが、予報ほど降らず。みんなの熱い想いが届いたのかもしれません。

FES SNAP

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仙人 のんちー

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
ナチュラル!!
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
日本で1番好きなフェス!! 楽しみます!!
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松尾陽介

Q & A
お目当てのアーティスト
GOMA & The Jungle Rhythm Section
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
また来たいです! 復活してください。
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まりりん INOA さわがに ますゆい

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
アットホーム
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
頂サイコー!!
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ひじり まりな

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
地元に根付いている。
お目当てのアーティスト
ペトロールズ、電気グルーヴ
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Moe Tamaki

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
みんなワイワイしていて雰囲気がいい。
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
最高の瞬間をありがとうございます!! 終わってしまうのは寂しいけど最高に楽しい!!
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けいた あやの きう はち やすき じう

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
キャンドルステージ
お目当てのアーティスト
ペトロールズ
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慎太郎

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
アーティストのラインナップ。そして開放感。
お目当てのアーティスト
THA BLUE HERB
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Nomu Miz Ryo

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
気持ちいい!
お目当てのアーティスト
Fishmans
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杉本琴美 杉本晃一

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
自然のなかで思いっきり音楽を楽しめるところ!!
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
最高です!! ありがとう!!
子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

ミツ コウ テル

Q & A
『頂 -ITADAKI-』の魅力は?
ファミリー
今年で最後の『頂 -ITADAKI-』にひと言を!
もう1回……!

BEAMSにできることを

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

ローカルが結束し、前向きな取り組みをおこなう『頂 -ITADAKI-』に共感したBEAMSは、2015年からスタッフTを製作させてもらっています。もちろん今年も。こんなに楽しいパーティが成功したのは、全国から集まったボランティアスタッフのみなさんのおかげです。時には炎天下、時には雨が降った2日間。どんな天候だろうと動き回っていた運営スタッフのみなさんの大切な思い出の1着となったことを願います。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

そして、BEAMSもブースを出店しました。メインゲート前に「BEAMS PLAY SPOT」を設け、子どもも大人も楽しめるコンテンツをいくつか用意。ビームス 静岡のスタッフが来場者をもてなし、たくさんの人が遊んでくれました。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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ひとつめは、〈HAPPY OUTSIDE BEAMS〉もイチ押しのモルック。8月に函館で世界大会が開催されるだけあって、認知度は高め。でも、一度も遊んだことがないという人が多く、大人も子どもも夢中になります。簡単そうに見えて、案外難しい。そのギャップに大人たちは意地になっていました(笑)。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。
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ふたつめは、懐かしのヨーヨー釣り。〈HAPPY OUTSIDE BEAMS〉のロゴをあしらった水ヨーヨーを準備しました。子どもたちの行列ができ、デジタル全盛の現代でもアナログなおもちゃを喜んでくれるんだな、としみじみ。毎年キッズエリアは子どもで溢れてしまうため、遊べる場所を少しでも増やせるようにヨーヨー釣りをコンテンツのひとつにしました。

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モルックとヨーヨー釣りに加えて、フォトブースも設置。『頂 -ITADAKI-』へのメッセージを書き込んでもらい、〈THX頂〉のパネルは来場者の想いで彩られました。子どもたちも楽しげに思い思いの絵を描いてくれて、『頂 -ITADAKI-』らしい仕上がりに。モルックもヨーヨー釣りもフォトブースも人が絶えず、大盛況を収めました。

最後まで走り抜けた最高のローカルパーティ

『頂 -ITADAKI-』を主催する小野晃義さんに、お忙しいなかお時間をいただきました。『頂 -ITADAKI-』とBEAMSの関係は、ビームス 静岡で店長を務める稲成高央がきっかけ。そのつながりを探ります。

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小野:高央は昔から知っている後輩。おれが昔やっていたライブハウスに遊びに来てくれたり、イベントをやってくれたりしていた、地元で頑張っている若い衆のひとりでね。高央がBEAMSに入る前から、おれが『頂 -ITADAKI-』を始める前から、Tシャツなんかを作ってもらっていて。BEAMSとかがスタッフTを作ってくれる前は、高央が『頂 -ITADAKI-』のスタッフTを手作りしてくれていたんだ。不良が多いなか、高央は真面目なんだよ。『頂 -ITADAKI-』とBEAMSのつながりの原点は、おれと高央のつながりだから。『頂 -ITADAKI-』は終わるけど、高央とのつながりは変わらないと思う。

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街で出会った2人。稲成は憧れの先輩が始めた『頂 -ITADAKI-』に第1回から携わり、BEAMSへ入社してからはBEAMSを通じて少しでも協力しようと提案しました。しかし、小野さんにはこんな想いが。

小野:『頂 -ITADAKI-』は静岡の人たちで成り立っているからさ。全国展開している企業の知名度に頼らずとも、やっていける自信があって。いろんな企業から協賛の話はもらっていたけど、ほとんど断っていた。でも、高央とおれの仲。BEAMSと、っていうより高央とやってきた感覚だね。とは言え、BEAMSのおかげで『頂 -ITADAKI-』の認知度は高まったんじゃないかな。毎回スタッフTも作っていただいて。本当にありがとうございます。

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ローカルがインディペンデントに作り上げてきた『頂 -ITADAKI-』。そこには計り知れない苦労があったことは明確です。今回でファイナルを迎え、その心境を改めて伺ってみると――

小野:やりきりましたよ、本当に。ファイナルのために仕込んだことは腐るほどある。ミュージシャンたちに、最後の『頂 -ITADAKI-』になんで呼んでくれないんだって怒られちゃって。本当にありがたいよね。終わったら謝りツアーで全国に行かなきゃ。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

稲成も『頂 -ITADAKI-』に対する想いは強く、最終回を迎えた当日、さまざまな感情が湧いていたようです。

稲成:ぼくらは『頂 -ITADAKI-』のことをパーティと呼んでいて、フェスというより地元のパーティという意識が強いんですよ。だからこそ、こんなに大規模になっても、みんな“自分たちで作るパーティ”って感覚を持っていると思います。『頂 -ITADAKI-』が終わっちゃうのは、やっぱり寂しい。来年の開催も望む声が上がるのはよく分かります。でも、最後までやりきった『頂 -ITADAKI-』チームを尊敬しますし、やりきったと断言できるところまで到達できたことは、すごいと思います。なにごとも、いつか絶対に終わるので、ぼくらも区切りが付きました。最後のスタッフTの背中に想いを乗せさせてもらい、フォトブースのパネルで〈THX頂〉とお伝えできたので、ぼくらもやりきった感がありますよ。

子連れやペット連れでも楽しめる野外音楽フェス『頂 -ITADAKI- THE FINAL』!会場の様子から、来場者のスナップや主催者のインタビューまでを通じて、当日の模様をお届けします。

そして稲成は、『頂 -ITADAKI-』とBEAMSが長い付き合いとなった理由を、このように考えます。

17年間の歴史に終止符を打った『頂 -ITADAKI-』。音楽の底知れぬ力を見せていただき、小野さんの「やりきった」というひと言に感謝の気持ちでいっぱいです。最高の空間で聴く極上の音楽は、まさに頂に立ったような気持ちよさがありました。『頂 -ITADAKI-』に携わったすべての方々、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした!

撮影:「ビームス 静岡」スタッフ

稲成:『頂 -ITADAKI-』はローカリズムが強いけど、万人に受けているところが、BEAMSと似ている気がします。ボス(小野さん)は、ぼくとの縁とおっしゃいましたが、人と人のつながりを大切にしているところにBEAMSと親和性があったから、長くお付き合いできたと思う。現場の空気感を大事にするところも共感できますし。8年間、伴走できたことはすごく光栄です。

STAFF
Photo:Kazushi Toyota
Edit:Shogo Komatsu

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