FEATURE

2025.10.15

【「つづく服。」の日 特別企画 Vol.2 】
学生時代に強く魅了された憧れブランドの
いつか似合いたい宝物コート

9月29日は「つづく服。」の日。
2021年に制定され、早くも4回目となりました。
この記念日をきっかけに改めて考えたこと。
それは、自身を表現するものとして自由に服を楽しんでいる私たちだからこそ、
他の人が大切にしてきた服も同じ熱量でも受け入れられるのでは?ということ。
それならば、実際に「つづく服。」を体現してみよう!そんな想いで特別連載を企画してみました。
「もし自分のお気に入りの服をあの人が着たら…。」を想像しながら指名して繋ぐ「つづく服。」バトン。
独自の物差しで服を溺愛するビームススタッフ5名が登場します。

この服、あなたならどう着る?

〈bpr BEAMS〉バイヤーの若山侑大さんが自身のお気に入りを着てもらう相手に選んだのは、「ビームス ウィメン 原宿」の堀籠仁美さん。アイテムへの想いや、若山さんに着てほしいと思った理由とは?

若山さん(ゆずる人):学生の頃、何気なく訪れた展覧会で一貫した”一枚の布”のコンセプト、身体と布の関係性を追求した服作りに強く魅了され、いつか着てみたいと思ったのが〈ISSEY MIYAKE〉との出会い。今思えば、洋服屋の扉を叩こうと決心したのもその頃だと思います。時は経ち、20代後半、偶然にも古着屋でこのコートを発見。あの時の衝動と高揚感が蘇るようで、すぐに購入しました。しかし、いざ着ようと思っても今はまだデザインの強さに少し恥ずかしさが勝るようで、気持ちがノッている時にしか着られない。そのため、今は出番があまりなく、クローゼットでお休み中ですが、着ればちょっとだけ私を背伸びさせてくれて、20代の頃をふと思い返せる特別な存在。いつか自然とこのコートが似合うように年を重ねていきたいです。


若山さん(ゆずる人):センスの良い人はどんな服を着ても自分らしく馴染ませることが上手だと感じるのですが、堀籠さんはそんな人の1人。普段から様々な洋服のスタイリングを提案されていて、自身の着こなしのレパートリーも多い。私のこのコートもきっと素敵に着て頂けるだろうと思い、お声がけさせて頂きました。どうぞよろしくお願いいたします!







この服、自分ならこう着る!

堀籠さん(もらう人):手にしたときはベーシックだと思ったのですが広げてみてびっくり。オーバーサイズながらも着ると馴染んでくれる、生地を贅沢に使った素敵なコートに、思わず「可愛い!着こなしてみたい!」と声が出てしまいました。若山さんの想いも伺い、そんなお洋服を着させていただけた事が本当に光栄です。スタイリングは私らしくカラーや柄、違和感をテーマに。若山さんとは180度違った着こなしになったと思います!

若山さん(ゆずる人):私にはない視点で、さすがのスタイリング。特に小物使いが素敵です。コートにバラクラバの合わせは私も挑戦してみたい。ドット柄のトップスも堀米さんのキャラクターに合っていて、可愛らしいです。私が着るより似合っているので、少し悔しいです(笑)





この服、あなたならどう着る?


学生時代から今まで、そしてこれからもずっと私のワードローブにいる、通称「ゴメデニム」。デニムパンツを前後逆に穿くこの斬新スタイルにトライしてみてほしいのは「ビームス 銀座」の福留遥さん。私とは身長も髪色も選ぶ服もまったく違う福留さんがいつものようにとても可愛いスタイリングに仕上げてくれると思うとワクワクします。





PROFILE

  • ゆずる人:若山 侑大bpr BEAMS バイヤー

    1993年生まれ。愛媛県出身。2017年に入社し、ショップスタッフを経て2021年より〈bPr BEAMS〉のバイヤーに就任。「良い影響はどんどん受ける」が信条で、もとは根っからの洋服好きにもかかわらず、仕事で触れたインテリアや雑貨の世界にのめり込む。趣味は独学で始めたピアノで、いつかビル・エヴァンスのオータムリーブスを上手に弾きたい。目下、DJにもハマり中。好きなジャンルはテクノ、ハウス。お酒も大好き。

  • もらう人:堀籠 仁美BEAMS WOMEN HARAJUKU

    1998年生まれ。小さい頃から母と買い物に行っていた憧れのBEAMS。学生時代に恵比寿店でアルバイト入社。気づけばBEAMSの服も、周りの仲間も大好きで大学卒業後もBEAMSでアルバイト、その後2021年中途入社。服と同じくずっと好きなことはライブ参戦。今はK-POPアイドルヲタク。国内でマイナーな県に旅行に行くのも好き。いつか47都道府県制覇したい。