FEATURE

2025.05.09

【Vol.11 Fujii’s Tsuzuku】わたしの “つづく服。”
国内外のお客様が目を丸くする「変進開花」ハット

BEAMSの様々なレーベルのスタッフがバトンを繋ぎ、思い入れのあるアイテムをそのストーリーと共にご紹介する連載、『わたしの“つづく服。”』
9月29日の「つづく服。の日」が3年を迎えたことを記念して、レーベルを飛び越えたリレー企画をスタート。
無理をせずとも愉しみながらつづけられる、服好きな私たちらしい「つづく。」を繋いでいきます。

Vol.11
藤井洸太
ビームス 梅田

Fujii’s
Best of Tsuzuku

 

藤井洸太 ビームス 梅田

MIL Hat

 

僕が担当している〈BEAMS PLUS(ビームス プラス)〉では「経年変化」より「変進開花」という言葉の方が根付いています。これは「着用を繰り返すことで変化し、進化し、(新たな魅力が)開花する」という意味でバイヤーの佐久間さんが考案したものです。

 

この言葉にぴったりな僕の愛用アイテムといえば、5年前に購入した『MIL Hat』。働いている店舗で今も売られていて、同じものだと説明すると皆さん「本当に?」「ここまでなるんですか!」と驚いてくれるので国内外のお客さまとのコミュニケーション道具としても活躍しています。こういった使い込むほど表情が変化し続けるものは愛着が増すばかり。特に同系色コーディネートをすると引き立つ、さまざまな「変進開花」アイテムが互いを活かしながら共存する姿に惚れ惚れします。まだまだ変わっていくであろう表情を、これからも楽しみたいと思います。

左上から

これまで何度か体型の変化が理由で後輩に服を譲ってきたのですが、最近ちょっとしたダイエットに成功し、手元にある5年前のものが楽しめるように。物を大切にすることと同じように、自分自身のケアもまた大事なのだと痛感しました。そんな気付きをくれたパーソナルオーダーの〈INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)〉たち。

 

先輩から譲り受けた〈BEAMS PLUS〉のパーソナルオーダーのジャケット。実はコレ、古いミリタリーのテント生地をアップサイクルして作られたものなんだそうです。着用に適している素材なのかどうかは正直なところ分かりませんが、雰囲気は抜群にカッコいい。そういった部分に“オトコ服”的魅力を感じてしまいます。

 

このところインテリアに興味が湧くようになり、休日は家具や雑貨探しに勤しむようになりました。そんな中、誰がどのように使っていたのか思いを馳せるうち、気づけば家に連れて帰っていたのがコレ。偶然目に留まったものですが、愛用しているジュエリーを掛けておくのに丁度良く、気に入っています。


10年ほど前、入社して半年も経たないうちに先輩に連れ添って行ったアメリカ。〈L.L.Bean(エルエルビーン)〉のアウトレットで(おそらく)一点物のバッグと出会い、刺繍とカラーに一目惚れして購入しました。丈夫な作りなのでもちろんいまも現役で活躍中。いつかコレを持って再びアメリカに行きたいですね。

 

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PROFILE

  • 藤井洸太ビームス 梅田

    岡山県倉敷市の児島生まれ児島育ちの33歳。大学卒業と同時に「BEAMS PLUS 原宿」にアルバイトとして入社し、以後大変刺激的な約9年間を同店舗で過ごす。2023年9月に「ビームス 梅田」へ転勤。この引越しを機にインテリアにハマり、現在は部屋作りや家具雑貨探しに多くの時間を割いている。