FEATURE

【Vol.1 Yasutake’s Tsuzuku】わたしの “つづく服。”
時代のシルエットの流れも越え続けるスタメンジャケット
BEAMSの様々なレーベルのスタッフがバトンを繋ぎ、思い入れのあるアイテムをそのストーリーと共にご紹介する連載、『わたしの“つづく服。”』
9月29日の「つづく服。の日」が3年を迎えたことを記念して、レーベルを飛び越えたリレー企画をスタート。
無理をせずとも愉しみながらつづけられる、服好きな私たちらしい「つづく。」を繋いでいきます。
Vol.1
安武俊宏
オウンドメディアマネージャー
Yasutake’s
Best of Tsuzuku
2013年頃に原宿の〈International Gallery BEAMS〉で出会った〈MP di MASSIMO PIOMBO(エムピー ディ マッシモ ピオンボ)〉のコーデュロイジャケット。太畝(ふとうね)と細畝(ほそうね)が混ざった親子コーデュロイで、畝(うね)が潰れてくる感じを経年変化として楽しんでいます。
長く愛用している服の中にはそのシーズンの気分によって出番のない年があるものも多いけれど、これは毎年着続けてもう10年以上。スリムフィット全盛期だったあの頃にしてはかなりゆったりとしたジャケットでしたが、今やすっかりこのフィットでも小さいと感じるように。時代の流れは恐ろしいです。このジャケットを選んだ当時の自分を褒めてあげたいですね。
実は購入した際に袖丈を詰めてサイズ調整しています。マイサイズに合わせてカスタムしている点も、長く着られている理由のひとつなのかもしれません。
左上から
我が家で4人用のダイニングテーブルとして使っている米デトロイト発の『Floyd Leg』。家族構成やインテリアの変化によって天板の大きさや素材を変えられる点が気に入っています。天板は迷いに迷って、側面が層のようになっているフィンランドバーチに。
築40年ほどの中古マンションを購入してリノベーション。コストが安く抑えられる上、立地の良い場所を選べるのが魅力。一から携わった内装の家に住むのは、8年経った今でも気持ちが良いです。
1971年頃からのアメリカのものと思われるベストは2年前吉祥寺の古着屋で購入。愛用していた方は毎年イベントに参加していたのか、年数が記載されたワッペンがずらり。しかも布から個人が作った完全オリジナルのような作り。これを着ていたのはどんな人だったのか、そこからどうやって受け継がれてどんな経緯で日本に辿り着いたのか、そんな事を妄想するのも楽しいです。
古着屋さんによるリメイク品で〈Celine(セリーヌ)〉のヴィンテージスカーフを藍染めしたもの。全体のトーンが落ち着き、男性でも合わせやすい雰囲気に。古いものを現代的にリメイクするのはなかなか難しいですが、これはとてもセンスがいいなと感じました。
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PROFILE
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安武 俊宏オウンドメディアマネージャー